学生時代や若い頃はいつも好きな人がいたのに、大人になるにつれて「なかなか人を好きになれなくなった」という悩みを抱える女性は意外と多いものです。
また年齢に関係なく「昔から人をあまり好きになれない」という方もいるかもしれません。
このような「人を好きになれない理由」はいくつか考えられますが、どれも“めんどくさい”という感情と深くつながっています。
人を好きになって恋愛に発展するには、「めんどくさい」を上回る恋愛のプラス面を見つめることが大切です。
この記事では、
- 人を好きになれない心理
- 恋愛がめんどくさいと思ってしまう理由
- 恋愛に前向きになれる考え方
についてくわしく解説しました。
「なかなか人を好きになれない…でもやっぱり恋愛したい!」という方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね^^
人を好きになれない・めんどくさいと思ってしまう5つの理由
人を好きになれなかったり、恋愛がめんどくさいと思ってしまうのには、主に5つの理由があります。
- そもそも人と関わるのが苦手
- 男性と接触する機会が少ない
- 自分が理想とする男性からアプローチされない
- 過去の恋愛で深く傷付いた
- 「仕事が忙しい」など精神的な余裕がなく、恋愛にまで意識が向かない
順番に見ていきましょう。
そもそも人と関わるのが苦手
「相手が異性である」とか「恋愛対象に入るか入らないか」は置いておき、そもそも人と関わるのが苦手な人もいます。
たとえば、人といると常に気を遣って疲れてしまう。
何を話していいか分からなかったり、相手と会話するのが難しく感じる。
自分自身のことや、思っていることを誰かに話すのが苦手etc.
このように「人と関わること自体」に苦手意識があると、その先に「人を好きになる」というのはもっとハードルが高くなるかもしれません。
男性と接触する機会が少ない
学生時代は悩まなくても好きな人ができたのに、今は全然ときめきを感じられない…という女性も少なくないでしょう。
その理由の1つに「異性と接触する機会が減ったから」ということが挙げられます。
学生の頃は、クラスが一緒の人や同じ部活の人と毎日のように会いますよね。
そうやって何度も会ううちに、相手の内面を知ったりして、次第に好意を抱いていくことは多いものです。
それが合コンや紹介、マッチングアプリなど「そもそも出会いが目的」で知り合った場合は、アリかナシか?を早々に判断してしまいます。
結果として、外見や条件が自分の基準を満たしていないと「好きになれない」ということが起こりやすくなるわけですね。
自分が理想とする男性からアプローチされない
「理想が高いから好きな人ができない」という風にいわれる場合もありますが、必ずしもそうとは限りません。
たとえ理想が高くても、実際にアプローチしてくる相手がその条件を満たしていれば自然と好きになれますよね。
このように「自分が望む男性像」と「現実で関わり合える男性」に差があるのも、恋愛できない理由の1つといえるでしょう。
理想を明確にするのは良いことですが、場合によっては自分がレベルアップできるように努力したり、条件を下げることも必要かもしれません。
過去の恋愛で深く傷付いた
恋愛に限らず、過去に傷付いた経験は癒すのが難しいもの。
それがトラウマになって、自分を制限してしまうことも珍しくありません。
過去の恋愛で傷付いた場合は「もうあんな思いはしたくない」と考えて、人を好きにならないように感情を抑え込んでしまうこともあるでしょう。
本心では「いいな」と思ったり惹かれる相手がいても、意識的に自分の気持ちに蓋をしてしまうわけです。
「仕事が忙しい」など精神的な余裕がなく、恋愛にまで意識が向かない
いくら頭で「恋愛したい」と考えていても、実際に精神的な余裕がないと恋愛に意識が向かないものです。
仕事が忙しすぎたり、人間関係や将来への悩みが大きかったりして、メンタルが疲れ切ってしまうことも少なくありません。
恋愛は頭ではなく「感情」が勝手に動いて始まるもの。
いつも心配事や焦りの気持ちがあると、なかなか人を好きになれなくても当然といえます。
恋愛の「プラス面」に目を向けよう
人を好きになれなかったり、めんどくさいと感じる一方で「やっぱり恋愛したい」という矛盾した感情を抱く場合もありますよね。
そんなときは、以下のような「恋愛のプラス面」に焦点を当ててみるのも1つの方法です。
- 毎日が楽しくなる
- 新しい自分と出会える
- 恋愛が刺激になり、いろいろなことにチャレンジできる
それぞれについて補足しましょう。
毎日が楽しくなる
恋愛以外にも、趣味や楽しめることは日常にたくさんあります。
しかし恋愛が人生にもたらす楽しさは、ほかのいろいろな娯楽と比べてもかなり大きいのではないでしょうか。
たとえば、うつ病に取り組む研究チームが、マウスを使ってある実験をしたそうです。
ストレスでうつ状態になったオスのマウスに『メスと過ごした楽しい思い出』を電気刺激で思い出させたところ、うつの改善が見られたといいます。
引用:光刺激で楽しい記憶を活性化。マウスでうつ状態を改善。 | 京都大学理学研究科・理学部
この結果を『人のうつ治療に活かせるか』というのは、まだ研究段階だそうです。
ですが、少なくとも『動物にとって恋愛が楽しいものである』という証明の1つにはなると思いませんか?
私自身も、恋は人がもっともエネルギーを注げることだと実感しています。
新しい自分と出会える
恋愛をすると、新しい自分と出会えるチャンスが増えます。
たとえば、相手の趣味を共有することで自分の視野が広がったり。
恋人があなたの『意外なところ』をチャームポイントといってくれて、自分の魅力に気付けることもあるでしょう。
その結果、自分に自信が持てたり人生が上向きになることも珍しくありません。
恋愛が刺激になり、いろいろなことにチャレンジできる
前述のとおり、恋愛で新しい自分に出会えると「何かに挑戦してみたい」という気持ちが湧いてくることもあります。
それは、好きな相手の趣味に関することだったり、それまで自分が興味を抱いていたことかもしれません。
また相手もあなたから刺激をもらえて、モチベーションが高まることもあるでしょう。
このように恋愛は、人生レベルを底上げしてくれる可能性も秘めているわけですね。
恋愛に前向きになれる3つの方法
「恋愛のプラス面に目を向けよう」と思っても、実際に行動しようとすると億劫になってしまう…という人も多いはず。
そんなときは、恋愛に前向きになれる具体的な方法を知っておくと良いです。
おすすめは次の3つ。
- 恋愛がうまくいっている人の話を聞く
- 恋愛映画やドラマを観る
- 「とりあえず」で会ってみる
順番に見ていきましょう。
恋愛がうまくいっている人の話を聞く
趣味でも何でもそうですが、しばらくその事柄から遠ざかっていると感覚を忘れてしまうことは多いですよね。
すると自分の中でどんどんハードルが高くなっていき、いつしか人を好きになることが『ものすごい難題』のように感じられてきます。
でもそれは、自分が作った幻想にすぎません。
実際に恋愛がうまくいっている人が優れていたり、特別な才能があるわけでもなく。
ごく普通の見た目や性格の人が、自然に恋愛をしているだけです。
そのことがスッと自分で腑に落ちるように、恋愛がうまくいっている知人や友人の話にたくさん触れましょう。
自分の想像で、問題を大きくしないことが大切です。
恋愛映画やドラマを観る
恋愛映画やドラマを観ると、ドキドキする感覚を擬似体験できます。
すると、そのドキドキや楽しさを現実でも味わいたくなり、恋愛のモチベーションが上がるのを感じられるはずです。
恋愛に限りませんが、日常的に見たり触れたりしないと、それに対する願望は小さくなるもの。
たとえば、物欲などは良い例の1つです。
雑誌を見たり、ウインドウショッピングをしていると「あれも欲しい!これも欲しい!」となってきますよね。
恋愛したほうが良いんだろうなぁ…などと悩んでいるより、映画やドラマを観てドキドキ感を思い出してみましょう。
「とりあえず」で会ってみる
あまり気が乗らなくても、楽しみだと思えなくても、男性から誘われたら「とりあえず」で会ってみることをおすすめしています。
生理的に無理だったり、どう考えても苦手な性格だったりして「会ってもお互い嫌な思いするだけだな…」という場合以外は、軽くお茶でもしてみましょう。
また趣味で例えますが「あ、これ好きかも」と思ったらワークショップなどに参加したり、もう一歩踏み込むことでさらに好きになれたりしませんか?
恋愛も同じで「絶対にナシな相手」でもない限り、あなたが徐々に彼を好きになる可能性はあります。
好きにはならなかったとして「どこが気に入らなかったのか」「逆にどんな風だったら良かったのか」という部分が明確になれば、それはもう自分にとってプラスです。
何事も、実際に体験してみるのが一番。
ぜひ軽い気持ちで男性と会ってみましょう。
「恋愛はめんどくさいもの」と割り切るのも大事
人を好きになれない、めんどくさいと感じる理由や対処法についてお話しました。
私にも経験がありますが、恋愛で辛いことがあったり自信を失くしてしまうと、次の恋愛をするのが怖くなります。
そして恋愛から遠ざかり、いつしか恋愛する感覚自体を忘れてしまうものです。
本当に恋愛が必要ないと思うならそれで良いのですが、何かモヤモヤするなら新しい恋愛に踏み出してみる良いタイミングかもしれません。
「恋愛はそもそもめんどくさいもの」と割り切るのも大事。
赤の他人と深いところで関わるのだから、多かれ少なかれ「めんどくさい」に決まっています。
そこを悩みだすと余計に恋愛が煩わしくなってしまうので、ある程度は割り切りながら楽しく取り組むことを意識してみてくださいね^^