「結婚したいのに、なかなかできない」というとき、自分の何がいけないのだろう?と考える方は少なくないでしょう。
自分に原因を求めるのは、恋愛に限らず良いことです。
ただ、自分で改善できる理由だけでなく、外的要因(自分以外の要因)が深く関わっている場合もあるので冷静に分析する必要があります。
今回は、結婚できない女性の“6つの理由”を解説しました。
あなたの婚活に、ぜひ役立ててみてくださいね。
結婚できない理由(内的要因)
まずは結婚できない理由を、内的要因(自分自身が要因)から見ていきましょう。
具体的には、以下のようなものです。
- ときめく能力の低下
- 元カレを引きずっている
- 自然な出会いにこだわっている
それぞれについて補足します。
ときめく能力の低下
出会いがあっても、相手を好きになれなかったら何も始まりません。
しかし、結婚できない女性の一部は「ときめけない」という悩みを抱えています。
ほかにも「この人を好きになれたら幸せなんだろうと頭ではわかっているのに、心がついていかない」「もう誰にも恋できない気がする」などの声も多いです。
これに関して、人工知能研究者で脳科学者である黒川伊保子さんが興味深いお話をされていました。
「女性には子どもを産めるリミットがあるため、身体も脳も“最初の出産”に照準を合わせている。そのため“惚れる(ときめく)能力”は、生殖能力がもっとも高い20代半ばがピークで、それ以降は低下する傾向がある」
また、恋愛以外でも「ときめく能力」は落ちていくものです。
若いころは、誰もが「食べたことがない珍しいお料理」や「見たことのない景色」がありました。
しかしある程度の年齢になると、世の中のいろいろなことに“既視感”が出てきます。
結果として、恋愛を含む様々なものに対してときめきづらくなってしまうのです。
もし「人を好きになる気持ちを忘れた」という方がいたら、このメカニズムを思い出してみてください。
ドリ○ムみたいに「初めて会ったときから違うもの感じてた~♪」とはならなくても、それだけで “ナシ判定” するのではなく、相手の良いところを探してみましょう。
「嫌じゃなければ会ってみる」から、思わぬ進展があるかもしれません。
元カレを引きずっている
婚活は、元カレへの気持ちが残っていると苦戦します。
筆者にも経験があるのですが、ほかに好きな人がいるのに「別の誰か」に興味を持つのは難しいですよね。
0%にはできなくても、せめて30%くらいまで「元カレへの想い」が減ってから婚活に臨みましょう。
すぐには忘れられないかもしれないし、そもそも記憶は完全には消えません。
ただ、思い出しても心を揺さぶられなくなるときは、必ず来ます。
「(駅かどこかで)あそこのエスカレーター上るとトイレあったよなぁ」くらいの、単なる記憶に変わるときが来ます。
それは出会いを積極的に求めた先にあるかもしれないし、自分とひたすら向き合った結果として訪れるのかもしれません。
「元カレを忘れなきゃ」と必死になるより、肩の力を抜くことが大切です。
また元カレよりも条件が良い人と結婚したい!という考えも危険。
いくら元カレが好条件だったとしても、その元カレと付き合えたのは「昔の自分」です。
今の自分が手に入らないスペックを追ってしまうと、結婚は遠のいてしまうでしょう。
自然な出会いにこだわっている
ここ最近でアプリ婚が増えました。
マッチングアプリは手軽に始められるうえ、効率的に相手を探すことができます。
また「昔ながらのお見合い」的なイメージが強かった結婚相談所も、有名インフルエンサーが運営したり、アプリの要素をあわせ持つ“オンライン型”があったりと、より身近な存在になったといえるでしょう。
アプリや結婚相談所は珍しいものではなく、市民権を得ているわけですね。
一部の女性は「自然な出会い」にこだわるあまり、チャンスを逃しているかもしれません。
もし「人にいいづらい」という理由であれば「(結婚相談所の)紹介です」といえばOKですし、いまどき「アプリで出会いました」といっても全然恥ずかしくないと思います。
出会い方にしばられず、視野を広げてみると運気が舞い込んでくるかもしれませんよ^^
参考記事:
結婚できない理由(外的要因)
次に結婚できない理由を、外的要因(自分以外の要因)から見ていきます。
具体的には、以下のようなものです。
- 時代背景
- 彼に「その気」がない
- 毒親問題
順番に補足しましょう。
時代背景
結婚できない「外的要因」として、時代背景も影響しています。
たとえば昔に主流だった社内結婚は、この20年で半減しているそうです。
昭和の時代は、女子社員といえばいわゆる「腰掛け」で、社内結婚して退社するのが一般的。
社内旅行やサークルで独身男女がくっついたり、上司が縁談を持ってきてくれることも多かったそうです。
しかし昨今は、職場で結婚話をするのはタブーな雰囲気があります。
また「仕事とプライベートを分けたい」という独身男女も増えていて、職場の人を恋愛対象にするのが難しいとさえいえるでしょう。
さらにコロナで人間関係が限定的になったことや、1人でなんでも楽しむ「ソロ充」が流行っていることも追い風となり、ますます結婚できない女性が増加しているわけです。
そんな中で結婚願望がある方は、アプリや結婚相談所を使うなどして行動範囲を広げてみることも大切。
プラスの意味で「時代に逆行する気持ち」も持ってみましょう。
彼に「その気」がない
結婚への現実感は、男性と比べて女性のほうがはるかに強いものです。
これには「出産のリミットがあるかないか」が、大きく影響しているといえます。
男性は、生物学的に結婚への焦りを感じにくいうえ「家族を養う責任感」から、結婚には慎重になりがち。
女性側が結婚したいと思っていても、彼に「その気」がないため話が進まないことは大いにあるのです。
また、結婚願望のあるなし以前に「そもそもあなたに本気じゃない」という男性も存在します。
遊びだったり“とりあえずの彼女”だったりすると、結婚までの道のりは遠いです…。
相手をよく観察し(必要に応じて)別れを視野に入れることも必要。
「決断」することで、良縁が舞い込む可能性も高くなるでしょう。
毒親の存在
実の両親、あるいは片方の親がいわゆる「毒親」で苦しんでいる人は多いでしょう。
あくまで「一般論」になってしまいますが、毒親が娘の結婚を壊してしまうことはよくあります。
子どもに「結婚相手の理想像」を押し付けたり、直前になって結婚を破綻させてしまったりする親には注意しなければいけません。
あなたがいくら結婚しようと頑張っても、親の存在が邪魔してしまうわけです。
そういう親たちの「あなた(娘)のためを想って助言しているのよ」という言葉は、おそらく嘘ではないのでしょう。
しかしその想いが子どもを不幸にしたり、選択肢を奪ってしまう可能性があることに気付いていないだけです。
毒親的な指示を最終的には受け入れてしまう人は、心のなかで「親を悲しませたくない」「親の期待に応えたい」と思っているのではないでしょうか。
それは優しくて親孝行ともいえますが、自分の人生を生きることも大切です。
結婚できない原因として少しでも「毒親の存在」があるならば、いったん親との関わりを見直してみても良いでしょう。
結婚できない理由を正確に知るところからスタートしよう!
上手くいかないことが続くと、どんどん自信を失ったり、臆病になって自分を出せなくなってしまいます。
良くないところを改善するのは大切ですが「私なんて何もかもダメなんだ…」などと、必要以上に落ち込むことはありません。
自分が結婚できない理由は何だろう?とふりかえってみて、いまの立ち位置や改善策を正確に捉えることが大切です。
まずはリラックスしたり、自分が楽しめることを探しながら気楽に婚活に臨んでみてくださいね。